普段、寝る時に急にガクッとなるような感覚を感じて目が覚めたことはありませんか?
私は布団に入って寝る寸前にたまに感じることがありますが、なかなか心臓に悪いですよね。
先日もこの現象を体験し、なぜ起きるのかふと気になったので調べてみました。
「ジャーキング」というらしい
春眠暁を覚えず・・・とはいいますが、電車の中などでうとうとしていると、突然ビクッ!と起きる事はありませんか?
この現象はジャーキングと呼ばれ、無意識に起こる筋肉のけいれんの一種です。ほとんどの人が経験するもので、主に入眠時に起こりやすく、疲労の強いときや眠りの浅い時、電車のイスなど寝心地の悪い状況で起きやすくなります。原因は解明されてはいませんが、生理現象のひとつなので心配はいりません。
しかし、ジャーキングと似たような症状が起こる「周期性四肢運動障害」の場合は注意が必要です。この障害の方は、睡眠中に手や足に瞬間的なけいれんやぴくつきが起こることで、深い眠りが妨げられてしまい、眠りが浅くなったり、中途覚醒が生じるなど不眠を起こしたりすることがあります。
この障害の原因も十分に解明されてはいませんが、中高年から増えてくる傾向があり、鉄欠乏性貧血や腎機能障害、むずむず足症候群(じっとしている時に手足に虫がはうような不快感が起こる疾患)をもつ方、抗うつ薬や抗てんかん薬、ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬、抗不安薬など)などの薬を飲んでいる人に多く見られるようです。
不眠の原因になっている場合は治療が必要な可能性がありますので、疑わしい症状がある方は、受診して専門医の指示を仰ぐようにしましょう。
薬剤師 田中 美緒(望星鶴見薬局)
株式会社望星薬局
調べてみると、このガクッとする感覚は「ジャーキング」と呼ばれている生理現象の一つで、無意識下で起こる筋肉の痙攣によって発生しているようです。
私のように、寝る時にこの感覚を感じる人は心配をすることは病気ではないので心配する必要はないとのこと。
言われてみると、確かに電車のイスに座って寝ている時もたまになっていたので「入眠時」かつ眠りが浅い時や疲れている時に起こるということは納得できました。
もし、ご自身にジャーキングと合わせて中途覚醒などの症状が発生している場合は病気の可能性があるようなので一度、専門診療科へ受診する事をご検討ください。
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