童謡や絵本で「夕焼けこやけ」というフレーズがありますが、「こやけ」って何?と疑問に思ったことはありませんか?
私は娘に絵本を読んでいる時にこの疑問が浮かび、まずは考えてみました。
私は「夕焼け」の範囲が狭い時のことを「こやけ」と呼ぶのかなと予想しました。
それでは、「こやけ」とは一体どのような現象を指しているのか見ていきましょう。
目次
「こやけ」に意味はなかった
『日本国語大辞典』(以下『日国』)には「夕焼小焼」の形で見出し語がある。それには、
(「こやけ」は、語調を整えるために添えたもの)「ゆうやけ(夕焼)」に同じ。
と説明されている。
つまり「小焼け」はそれ自体あまり意味をもたない語だというのである。
さらに北原白秋の「お祭」という童謡が初出例として引用されている。
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どうやら、「こやけ」という言葉には意味は無く、童謡のリズムを整えるための意味のない造語のようでした。
「なかよしこよし」の「こよし」もこれと同様であると引用元では紹介されていました。
誰もが幼い頃から聞いたことのあるフレーズであるが故に、その意味を調べることもなく聞き流されている言葉。
「こやけ」や「こよし」以外にも、同様の言葉が日常に隠れているでしょう。
今回調べたおかげで、娘に「こやけ」って何?と聞かれるようになっても自信を持って回答できるようになりました。
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